DDSとは

DDS(ドラッグデリバリーシステム)とは、体内での薬物効果を最大限に高めるとともに、リスクとなる副作用を最小限に抑えることを目標にした人のための特別な技術です。

DDSはこんな働きを

  • 薬剤を摂取した後、目的の場所で効果を発揮するように作られているので、少ない量でもしっかりとした効果に期待ができます。
  • 薬剤の効果が必要なところで働くので、副作用が抑えられます。

3種類のDDS

プロドラッグ

薬剤に別の分子を付加することで、一定の条件下で薬効が発揮するようにしています。
例えば体内の酵素により付加させた分子が外れることで、その薬効が発揮されます。

アンテドラッグ

薬効が発揮されるとすぐに代謝・分解されます。
代謝・分解されることで副作用のリスクを大幅に下げることができます。

徐放製剤

一定の薬物を長期間排出することが可能です。